どうも、仁です。
今回は”話し上手”より”聞き上手”の方が人間関係が上手くいく理由について、できるだけシンプルに説明していこうと思います。
人とコミュニケーションを図る際に今回の話を意識できているかどうかで、あなたを取り巻く人間関係はまるで変わってくるはずですので、ご参考にしてもらえればと思います。
まず前提として、全ての人間が「人から理解されたい」という願望を持っています。
例えば何を言っても誰一人として耳を傾けてくれないとしたら、メチャメチャつらいですよね。
会社でみんなのために頑張っても「はいはい、ごくろうさん」みたいに軽く流されたら、バカらしくて仕事をする気も失せてしまうと思います。
人から理解されることによって幸せを感じる、それが僕ら人間。
自分の話を聞いてもらいたい、自分の考えや気持ちを理解してもらいたい、そして共感して認めてもらいたい、誰もが心の中でそう思っている。
そこで例えばですが自分が話す側になったと仮定すると、相手は聞く側になるので、こちらが相手に理解してもらう側になりますよね。
では反対に相手が話す側になると、自分は聞く側になる、つまりこちらが相手を理解してあげる側になります。
これって、どちらが相手にとって良いでしょうか？
相手にとって「話す側＝理解してもらう側」と「聞く側＝理解してあげる側」とでは、どちらの立場の方が相手は幸せを感じることができるでしょうか？
もちろん相手にとっては「話す側＝理解してもらう側」の方が良いですよね。
つまり相手が話す側(＝理解してもらう側)で、あなたが聞く側(＝理解してあげる側)に回ることで相手はより幸せを感じられるようになり、相手との人間関係が良くなる確率もグンと上がるということ。
とは言え、聞く側に回ると言ってもただ頷きながら聞けばいいというわけではありません。
仮に相手がものすごいお喋りな人であったならそれでいいかもしれませんが、例えば口下手な人や内向的な人のように自分の想いを表現するのが苦手な人もいますよね。
そんな相手に対し、どうやって気持ちよく話をしてもらうか？
そのためには、会話をしながら相手の興味・関心がどこにあるのかを観察すること。
そしてそれをうまく引き出してあげるための”質問”を、相手に投げかけてあげる必要があります。
つまり”聞き上手”というのは、”質問上手”でもあるということ。
とはいっても難しく考える必要はありません。
とりあえずは、会話をする時は”自分に関する話”ではなく”相手に関する話”をするように心がければいいです。
まずは相手を話題の中心に持ってくる、いわば相手を”物語の主人公”にしてあげるような感覚でしょうか。
例えば相手の持ち物や身に付けているもの、または相手が今やっていることや最近ハマっていることを話題にしたり、もしくはあなたがやろうとしていることに対して「これに関して、あなたはどう思う？」みたいに相手の意見を求めてみたりとか。
相手に関係する話題(質問)を振れば、相手も自然と答えるような流れになるし、ナチュラルに相手を話題の中心に持っていくことができるわけです。
ということでまとめると、
①相手に関する質問を投げかけることによって、相手を主人公とした会話を展開する
②そして相手の発した言葉に理解を示し、相手の気持ちに共感し認めてあげる
単純にこれだけで、相手はあなたともっともっと話をしたくなってくるはずです。
「いやいや、たったそれだけで人と仲良くなれるか？」
そう思われるかもしれませんね。
ただ、これは逆を考えればわかりやすいのではないでしょうか。
例えば相手が自分の話ばかりして、こちらの話を聞こうともしない。
こちらの発言に対しても、否定ばかりしてまるで受け入れようとしない。
あなたは、こんな人と話をしようと思いますか？
仲良くなろうと思いますか？
なりませんよね。
基本的に人は、自分の話を聞いてくれる人と話がしたい。
自分を認めて受け入れてくれる人と、仲良くなりたいものです。
普通に考えれば当たり前のことなのに、でも多くの人が会話になるとそれを忘れ、自分が話すことに夢中になってしまう。
自分の話を聞いてもらいたい、自分のことを分かってもらいたい、そのことで頭がいっぱいになり、相手のことが見えなくなってしまう。
そんな人たちばかりの中で、こちらの話を口を挟むことなく真正面から聞いてくれる。
こちらのことを本気で知ろうとしてくれる、本気で理解しようとしてくれる。
こんな人がいたなら、どうでしょう？
それができるあなたは、きっと相手にとってかけがえのない特別な人となるはずです。
では。
仁より