#82『余白を作っても大切なものは入って来ない。先に動け。』 | Life Compass

#82『余白を作っても大切なものは入って来ない。先に動け。』

「まず余白を作れ。そこに大切なものが入ってくる。」
そういう言葉を、よく耳にしますよね。

この考え、きっと正しいと思います。
正しいと思うのですが、でも僕には不思議としっくりこなかった。

なぜなら、僕にはこの法則が当てはまらなかったから。

 

余白を作ったとき、何が起きたか

これまで何度か、試してはみました。

無駄だと思う行動・必要ではない習慣を実際にやめて、時間を空ける。
スケジュールをパンパンに詰め込まず、物理的にも精神的にも余白を作る。

でも気づくと、その空白はすぐに埋まっていました。
SNSのスクロール、なんとなく眺める動画、それほど必要のない情報の収集。
せっかく作った余白は、どうでもいいものに真っ先に奪われていた。

意志の力で空白を守り続けるのは、想像以上に消耗します。
そして空白があると、人は落ち着かない。
だから何かで埋めようとする。
そしてその「何か」は、大抵どうでもいいものだったりする。

 

僕の人生でうまくいったパターン

僕自身のこれまでを振り返ると、うまく回っていたときは決まって同じ流れだった。

①やりたいことを見つける
②とりあえず始める
③忙しくなる
④すると今までやっていた重要でないことが、自然に消えていく

仕事でもそうだった。
通常の業務に加え、自分がやりたいことを僕はよく勝手にやっていた。
誰に頼まれたわけでもなく、ただお客さんが喜ぶだろうと思ったサービスを勝手に創り出して実行する。

これをやればお客さんも喜ぶし、僕自身もきっと成長できる。
絶対にやった方がいい、だからやる。
でもそれを始めることによって、当然時間が足りなくなる。
段取りも、間に合わなくなる。
つまり、無駄なことをする暇はない。
すると、今の自分にとって優先順位の高いことに集中し始める。
そして結果的に、自然と必要のない行動を切り捨て始める。

副業でもやはり同じだった。
以前の僕は忙しい本業の合間を縫って、ブログを書いたり、電子書籍を作って販売したりしていた。
時間なんて、どこにもなかった。
でも、やりたいから始めた。

すると時間の使い方が、これまでとは明らかに変わり始めた。
時間だけでなく、エネルギーの配分も変わり始めた。
やらなくてもいい無駄なことを、いつの間にか自然と手放していた。

 

詰め込みが、無駄をはじき出す

これを僕は「詰め込みによる排出」と呼んでいます。

やりたいことを先に入れると、重要でないものが圧力で押し出される。
手放してから動くのではなく、動くことで手放せるものが見えてくる。

余白を先に作ろうとすると、その空白を埋めるものを意志で選ばなければならない。
でも熱量を持って何かを始めると、優先順位は自動的に決まる。
「これと並行して続ける価値があるか?」という問いに、自然と答えが出るからです。

 

準備が整ったら、は永遠に来ない

「まず余白を作れ。そこに大切なものが入ってくる。」は、正しくもありますが、その余白に自分の望むもの・求めるものが入ってくるとは限らない。

やりたいことがあるなら、今の忙しさの中にそのまま突っ込んでみてください。
すると、キャパオーバーを起こします。
しかしキャパオーバーに直面することによって、自分にとって本当に必要なものと、そうでないものが初めてはっきり見えてくる。

有益な情報は、必ずしも余白が生まれることによって入ってくるわけではない。
熱量を持って何かを始めることが、結果的に必要な情報を引き寄せる、そう思います。