かつての僕は、成功か失敗か、その一本の軸でしか自分を評価してこなかった。
目標を達成できれば成功。
できなければ失敗。
うまくいかなければ落ち込み、また這い上がり、また落ち込む。
そんなことを繰り返していた。
でも今の僕は違う。
今の僕は、成功だらけの人生を歩んでいる。
とはいえ、うまくいかないことも当然ある。
でも失敗しても、仮に叱られたり非難されたりしても、そのすべてが成功体験へと変わる。
それこそどんな状況に置かれても、何をやっても、必然的に成長し続けてしまう。
かつては自己否定の塊だった僕が、なぜこうも真反対と言える人間に生まれ変われたのか?
今回はその理由を、話そうと思う。
不安に負ける人の思考
多くの人は、自分を評価する軸が一本しかない。
目標を達成したか、していないか。
結果が出たか、出なかったか。
成功したか、失敗したか。
この一本の軸だけで自分を測ろうとすると、結果が出ない期間というのは「何も成長していない時間」になってしまう。
努力しているのに、成長を感じられない。
だから不安になり、やがて諦める。
でも本当にその期間、成長は何もなかったのだろうか。
その期間は、自分にとって何ら意味のない無駄な時間だったのか。
いや、そんなことはない。
僕が成功だらけの理由
自己否定の塊だった僕が変わるきっかけとなったのは、若かりし頃に授かったメンターからの教えだった。
当時メンターと仰いでいたその人は、ビジネスでも私生活でも成功を収める、自信の塊のような男だった。
でも実はその彼にも、かつては自己肯定感の低い、冴えない時期があった。
そんな彼に、どうすれば自信を築き上げることができるのか、教えてもらったことがある。
すると彼の口から出た言葉は、「自信を付けるには成功体験を積むしかない」だった。
いやいや、成功体験といわれても、この失敗だらけの人生のどこに成功体験があるのか…
そんなことを思っていると、続けて彼はこう言った。
「私は、もう毎日のように成功を実感しているよ。私が他の人間と何が違うのか?それは成功体験を拾う網の目が、とてつもなく細かいんだ。実はみんな、日々何かしら成功しているんだけど、それに気づいていないだけ。そんな誰も気づかない小さな成功体験を、私は全て丁寧に拾い上げる。だから私の人生は成功だらけだし、自信に満ちあふれているんだ。そして自信があるからすべての行動にも勢いがつくし、それがまた新たな成功へとつながっていく。」
この言葉を聞いてから僕は、意識して成功体験を探すようになった。
そして続けていくうちに、あることに気づいた。
成功体験を見つけるために重要なのは、それに気づくための感度を上げることではなく、評価する軸の数を増やすこと。
一本の軸しか持っていなければ、そこで引っかからなかったものはすべて素通りしていく。
でも軸が複数あれば、どこかの軸で必ず引っかかる。
今の僕はおそらく、評価軸がむちゃくちゃ多い。
だから何をやっても、何かしらの成功・成長が見つかってしまう。
成功へと導く魔法の言葉
話が抽象的で分かりにくいと思うので、実際に僕がどうやって成功体験を拾っているのか、身近な具体例を挙げながらできるだけシンプルに話していきます。
たとえば道を歩いていて、落ちていた10円玉を偶然拾ったとする。
すると「普段から周りを注意深く観察しているから、落ちている10円玉さえ目に入るんだな。さすが俺。」
また、仕事で上司に叱られたとする。
すると、自分に非があるにもかかわらず「俺が上司なら、もっと部下がやる気を出せるような叱り方をするのにな。さすが俺、みんなのためにも早く出世しないと。」
仕事で失敗して、ひどく落ち込んだ時も、
「1つの失敗でこんなに深く落ち込んでしまうなんて…なんて意識が高いんだ。さすが俺。」
チャレンジに連続して失敗しても、
「こんなに失敗し続けてもへこたれないなんて…さすが俺。」
…このように、何かあるたびに「さすが俺、さすが私」をつぶやく。
それこそ新人時代に手間取っていた仕事が、少しでもスムーズにできるようになれれば「さすが俺」。
もう何をやっても「さすが俺、さすが私」です。
一応言っておきますが、これはギャグで言ってるわけではありませんからね。
実際に僕はこれをやり続けてから、自己肯定感が上がり、セルフイメージが変わり、自己評価が変わり、行動が変わり、そして人間関係や人生も変わったと実感しているから、あなたにも話しています。
起こる出来事や経験は同じ。
ただ、見る角度によってその経験はポジティブにもネガティブにも変わる。
自分の評価の仕方によって、その出来事はプラスにもマイナスにもなる。
この「さすが俺、さすが私」という言葉は、自分の身に起こる出来事から成功体験をきちんと拾いあげ、必然的に自信を築き上げてくれる魔法の言葉であり、やればやるほど成功体験を拾う網は増えていき、そして成功体験も増え続けていく。
誤解があってはいけないので一応言っておきますが、失敗や間違いを犯しても気にするな、という話ではありません。
失敗した事実はそのまま受け入れたうえで、そこから「いかに成長するか?」が僕らの人生にとって最も重要なこと。
そこにフォーカスしようという話です。
挫折しない人間というのは、特別に強い人間ではない。
どんな経験からでも成長を拾える人間だと、僕は思います。
仁より
