「結果が全て」
この言葉を、おそらくあなたも一度や二度は聞いたことがあると思います。
この「結果が全て」という言葉、あなたは正しいと思いますか?
例えばですが商売で結果を出そうとした時、「結果が全て」なのであれば、それこそお客さんを騙して商品を売りつけてしまえばいいということになってしまいますよね。
またはスポーツにおいて結果(勝利)が全てなのであれば、ライバル選手の飲み物に下剤をこっそり入れたりして妨害してしまえばいいですよね。
どんな手段であれ、勝ちには変わりないですから。
じゃあ「結果が全て」という考えは、間違っているということでしょうか?
僕個人としては、結果を出すこと・結果にこだわることは、どんなチャレンジにおいてもすごく重要だと考えています。
何かしらの結果を得たいからこそ、頑張る。
結果にこだわるからこそ、それを達成するために必要な能力も伸びていくわけです。
ところで話は変わりますが、仮に結果を出そうとするその努力の方向がもし間違っていたなら、どうなるでしょう?
例えばその努力が結果に結びつかないような見当外れな努力であったなら、残念ながら結果は出ませんよね。
またはズルや手抜きをして小手先だけで結果を出したとしても、それでは実力が身につかないから結果が長続きすることもないでしょう。
つまり「正しい努力」を、ズルすることなく頑張り続けるというプロセスがあって、初めて本物の結果が手に入るということ。
ということでさっきから僕が何を言いたいのかというと、結果を出すことは大事なんだけれど、実はそれ以上に「結果を出すまでのプロセスこそが真に重要」だということです。
例えば商売で結果(売上)を出すために、お客さんをうまく騙して商品を買ってもらうことに成功したとする。
でもそんな小手先のズルいやり方がずっと通用し続けるわけはないですよね。
そんなことを繰り返していれば、いずれお客さんからの信用を失い、商売そのものが成り立たなくなります。
重要なのは、小手先の一時的な売り上げではなく、これからも繰り返し売れ続けていくための「再現性のある販売スキルを身につけること」です。
つまり「稼げればいい」ではなく「どうすれば稼ぎ続けるスキルを身につけることができるか?」ということににフォーカスしないといけない。
重要なのは単に目の前の結果を出すことではなく、継続して稼ぎ続けられるスキル・稼ぎたい時にいつでも稼げる再現性のあるスキルを身につけることです。
また例えばダイエットして体重を落としたいなら、一時的に断食でもすればいいわけです。
でもそれで体重を落とすことに成功したとしても、そんなことをしていては体を壊してしまいますし、リバウンドするのは目に見えています。
ここでも重要なのは単に体重を落とすことではなく、その過程。
つまり無理なく計画的かつ健康的に体重を落とし、その後も理想の体型を維持し続けていける食習慣や生活リズムを作り、それを続けていくことが重要。
単に結果だけにフォーカスしていると、その時は仮に結果を出せたとしても、次また同じように結果をだせるとは限りません。
でも結果ではなくその過程に注目し「なぜ上手くいったのか?またはなぜ上手くいかなかったのか?」といった結果が出るまでの道筋を明らかにすることにより、成功のための原理原則が見えてくる。
そしてその原理原則を理解することにより、何度でも成功を再現できるようにもなる。
重要なのは結果ではなく、そこに至るまでの過程です。
例えば僕は男ですが、女性にモテたいです。
そこで、女性を落とすための会話スキルやテクニックを学んで身につければ、もしかすると何十回に一回は女性と仲良くなれるかもしれません。
でもこれだと女性と仲良くなるためには、ひたすら女性を追い続けないといけないことになりますよね。
そこで、ここでも「結果」ではなく、結果に至るまでの「過程」を重視する。
つまり一発勝負で女性を口説くのではなく、再現性のあるモテ方を身につける。
例えば「魅力的な男とは一体どんな人間で、どんな価値観や信念の中で生き、どんな考え方をし、普段からどんな態度や振る舞い・目線・表情・声・話し方をしているのか?」といったモテる男の要素を学び、それを取り入れ、自分自身が魅力的な男に進化していく。
「小手先のテクニック」にフォーカスするのではなく「魅力的な男に進化すること」にフォーカスすることにより、結果が出るまで多少は時間がかかるかもしれませんが、結果的に何度も女性から求められ続ける現実がやって来るようになるわけです。
だから僕はいつでもモテるのです(笑)
結果にこだわりつつ、結果に至るまでのプロセスを最重要視する。
単に結果を出すことを目的とするのではなく「その結果を出し続けるためのスキルや能力を身につける」、つまりその場限りの結果ではなく、必要に応じて何度でも結果を出せる再現性のあるスキルを身につけることを意識しながらチャレンジに臨む。
それによってあなたは、自分の望む結果を何度も出せるようになっていきます。
では。
仁より