♯20『”問題解決脳”を手に入れろ』 | Life Compass

♯20『”問題解決脳”を手に入れろ』

何かアクシデントが発生した時に、悩んで動けなくなる人もいれば、反対にサクサク解決してしまう人もいますよね。

この違いは一体何なのか?
どうすれば効率よく問題を解決できるようになれるのか?

今回は、あなたが”問題解決脳”を手に入れるための方法を話していきます。

 

問題と向き合うな

仕事・プライベートに関わらず、生きていれば問題というのは必ず起こるもの。

「何でこんなことになったんだ?」
「いったい俺の何が悪かったんだ?」
「どうしてあの人はあんなことをしたんだ?」

頭の中ではたくさんの「?」が駆け巡り、なぜその問題が発生したのか、その原因ばかりに目を奪われます。

もちろん原因を探し出すことも大事だと思います。
でもそうやってその問題と向き合い続けることが、果たして前進につながるでしょうか?

答えはNOです。
むしろ、そうやって問題と向き合うからこそ、足が止まってしまうのです。

 

問題思考の落とし穴

問題と向き合おうとすると、「どうしてこうなったんだ?いったい誰のせいなんだ?」そうやって原因探しばかりをしてしまいませんか?

問題が起こったということは、それが起こった”原因”が過去に必ずあるわけです。
しかしその原因というのは、過去の出来事。
つまり原因探しをするというのは、自分の視点が過去に向いているということ。

当然ですが、過去は変えられません。
過去ばかりを見つめすぎて「なんで?どうして?」と考えていると、そこで足が止まる。
その結果、物事が前に進まなくなるのです。

 

課題思考へのシフト

じゃあ、どうすればいいのか?
その解決法は、問題と向き合うのではなく「課題に目を向けること」。

自分の視点を「なぜこうなったのか?」から
「じゃあ、どんな状況になれば解決するのか?」
「そのために、これから何をすべきか?」
「この状況を踏まえて、自分には何ができる?」
「そして今後同じ失敗を繰り返さないために、どんな対策を講じればいいか?」
こうやって”過去”に向いた視点を、これから先の”未来”へとシフトさせるのです。

課題とは、ここから前に進むための”問い”です。
課題に視点を移した瞬間から、未来を切り開いていくための選択肢があなたの目の前に姿を現します。

 

課題と向き合うことによって、問題は解決する

「問題」とは、できれば起きてほしくなかった出来事。
それに対して「課題」とは、もう起きてしまった出来事を受け入れ、そこから前に進むための方法論。

分かりやすく言うと、
「問題=困った状況」
「課題=その困った状況を解決するための方法」

つまり”問題”に意識を引っ張られず、自分のクリアすべき”課題”にフォーカスすることによって、問題は解決し始める。

たとえば会社の上司が理不尽な要求をしてきたとする。
そんな時は
「何で俺にこんなメンドクサイことを言ってくるんだ?」
と、起こった問題と向き合うのではなく
「では今の自分には何ができる?」
「この問題を解決するには自分は何をすべきか?」
「このような理不尽な要求を回避するには今後どうすればいいか?」
という課題に向き合う。

またたとえば目指していた目標に届かなかったとする。
そんな時は「なぜ失敗したのか?」よりも「次に成功させるための課題は何か?」に意識を向ける。

 

問題解決脳を意図的に作り出せ

問題(=過去)にとらわれている限り、その場で足は止まります。
課題(=未来)と向き合うことによって、事態は動き始めます。

もしあなたが何かに悩んで足が止まった時は、自分に問いかけてみてください。
「これは問題か?それとも課題か?」と。

そして、自分に言い聞かせてください。
「問題とは距離を置く。そして課題と向き合うんだ。」と。

 

受け入れるからこそ、見えてくる

問題が起こると、誰でも心は不安や恐怖でいっぱいになり、その場から逃げ出したくなります。
でも問題から逃げようとしても、一度起こってしまった問題を無かったことにすることはできない。

どんな嫌な問題であっても、受け入れるしかありません。
覚悟を決めて、受け入れるしかないのです。

実はですね、「問題を受け入れたくない」と目を背けようとするからこそ、余計にその問題に意識が向いてしまうのです。
逆に問題=現状を受け入れると、その問題を解決するための課題も見えはじめてくる。
逃げようとするのではなく、覚悟を決めて受け入れることによって、前向きな思考が働き始めるのです。

まずは問題を受け入れた上で、その問題(過去)と向き合うのではなく、その問題を解決するための課題(未来)に目を向ける。
これによってあなたの人生は音を立てて動き始めます。

ということで最後はちょっと根性論的な話になってしまいましたが、「問題と向き合うのではなく課題と向き合う」という思考回路をインストールすることによって、人生のスピード感はまるで変わります。
同じ長さの時間を過ごしても、その密度はまるで変わるはずです。

ぜひ、人生を先に進めていくための”課題”と向き合っていきましょう。
では。

仁より