♯31『自分を好きになる方法』 | Life Compass

♯31『自分を好きになる方法』

あなたは自分のことが好きですか?
僕は今の自分のことが、けっこう好きです。

でも僕らの周りには「自分のことが好きじゃない」という人が結構いたりする。
でもその気持ちも、分かるような気がします。
なぜならこの僕自身が、かつては自分が嫌いでたまらなかったから。

昔の僕は、自分が嫌いで仕方なかった。
「俺なんて、死んでしまえばいいのに」
そんなことを毎日のように考えていた時期もありました。

じゃあなんで僕は、今の自分のことが好きなのか?
それは、“自分を好きになる努力”をしてきたからです。

 

かつての僕は、いつも嫌なことから逃げていました。

失敗して恥をかきたくないから、最初からチャレンジしない。
負けるのが嫌だから、決して勝負はしない。
知らないことでも、分かった風な顔をしてごまかす。
いつも「できない理由」ばかりを並べて、何もやろうとしない。
つまらないプライドにしがみつき、傷つくのを恐れて自分の殻に閉じこもる。

そんな、ヘタレで意気地なしな自分が嫌でたまらなかった。

じゃあ、そんな僕がどうやって「自分が死ぬほど嫌い」から「自分のことが好き」へと変われたのか?
その理由を自分なりに考えてみた結果、たった1つのシンプルな答えに行き着きました。

それは
「こんなことをしたらカッコイイな」
そう思える行動を、ただ繰り返しやり続けてきただけ。

たとえば…
・困っている人がいたら、損得勘定抜きで手を差し伸べる
・人から認められるためにやるのではなく、その行為が人として正しいと思うからやる
・感謝されたくて親切にするのではなく、人として当たり前のことだからやる
・たとえ達成困難と思える目標であっても、自分の可能性を信じて挑み続ける
・一度「やる」と決めたなら、どんな障害があろうと言い訳せずにやり切る
…などなど

たとえて言うなら、自分の中に”最高と思える理想の男”を思い描き、その理想の男になったつもりで、その男として日々を生きる。
理想の男がするであろう行動や考えを想像し、いついかなる時もそれに沿った行動をする。

僕の中にある判断基準・行動基準はいつもシンプルです。
「男としてカッコイイか?」
「人としてカッコイイか?」
この基準に沿って、今の僕は生きています。

とは言ってももちろん、いつも理想通りにいくわけじゃありません。
つい冷静さを失ってしまうこともあるし、理想からかけ離れた行動をして反省することも、やっぱりあります。

でも仮にうまくいかなくても、それでも僕は自分を諦めることなく理想を追い続ける。
何度失敗しても腐ることなく、また立ち上がり、再びチャレンジしていく。
そんな自分のことを「俺ってカッコイイな」と、また思えたりするわけです(笑)

つまり「何かを達成できたから良い」というよりは、「何かを目指してチャレンジし続けることのできる自分」を誇りに思えるし、そんな自分が好きだと思えるという感じでしょうか。

 

実は自分を好きになるには、その行動などが「他人に誇れるか?」ではなく「自分自身に誇れるか?」が、最も重要になります。

というのが、他人に認められようとすればするほど、人は本来の自分らしさを失っていきます。
自分の気持ちをないがしろにして他人に合わせようとする行為は、ある意味「本当の自分を裏切る行為」であり、知らず知らずの内に自己嫌悪が積もり、その結果ジワジワと自分を嫌いになっていく。

重要なのは他人からの評価ではなく、その行動が自分で誇れるかどうか?
この間ちょっとした親切をした時、相手からお礼を言われて僕は少し嬉しくなりました。
でも相手が喜んでくれて嬉しいということ以上に、人助けをごく当たり前のように自然とできる、そんな自分を誇らしく思えて僕は嬉しくなりました。
そして自分に誇りを感じると共に、僕の自己肯定感も爆上がりです(笑)

 

ということで結論ですが、僕が「自分が死ぬほど嫌い」から「自分のことが好き」へと変わることができたのは、他人に認めてもらおうとするのをやめて「自分が誇れる自分」を目指すようになったから。

あなたにとって、理想の人物とはどんな人ですか?
どんな信念を持ち、どのような判断基準で生き、どんな生き方をしている人ですか?

理想を思い描き、その理想を追い続けていく。
「どんな目標を達成するか?」も大切ですが、自分を好きになるためには「日々どんな生き方をするのか?」こそが大切。
理想の人物になりきって日々を生きることによって、きっとあなたも自分のことを好きになれるはずです。

では

仁より