年末年始や何かの節目などで多くの人が目標を立てますが、残念ながら多くの人がその途中で壁にぶつかり、そして目標を諦めていく。
しかし一方で、大きな目標を見事に達成する人や、繰り返し何度も目標を達成する人もいる。
この違いは、一体どこから生まれるのでしょうか?
ということで、今回は「目標を達成できる人の頭の中」について話していこうと思います。
まず前提として、目標を達成するためには、その目標を達成するにふさわしい人間になる必要があります。
掲げた目標を今のあなたがもし達成できないのであれば、それはあなたが現段階ではまだそれに相応しい人間になれていないということ。
つまり「チャレンジする」とは、言い換えると「今の自分を変えようとする行為」。
目標を達成しチャレンジを成功させるに相応しい人間へと、あなた自身を進化させる行為。
挑戦すること自体が、自分をアップデートしていくプロセスでもあるのです。
以上のことを前提として話していきますが、目標を達成するにあたって何かしらのプラン・計画を立てると思います。
「この目標を達成するためには、いつまでに何をどこまで進める必要があるな」「達成するためには、これができるようにならないと」といった感じで、具体的に計画したり、または漠然と思い描いたりすると思います。
しかし、計画というのはなかなか思い通りに進まないもの。
そのチャレンジが自分にとって大きければ大きいほど、計画とのズレは大きくなっていく。
「最初に立てた計画が、予定通りに進まない…」大多数の人が、この段階で挫折してしまう。
しかし目標達成というのは、実はここからがスタート。
「予定通りに進まない。いったい何が悪いのか?どこが間違っているのか?」
そこから必要な知識や情報を収集し、正しい道へと軌道修正していく。
この「軌道修正の繰り返し」こそが、実は目標達成のプロセスそのものなのです。
例えばですが、野球の外野フライ。
打った瞬間に「どの地点に落ちるか」を完璧に予測できる選手はいませんよね。
まずは打球の方向へ走り出し、その途中で高さや勢いを見ながら少しずつ走る方向やスピードを修正していき、最終的に落下地点でキャッチすると思います。
あるいは飛行機のオートパイロット。
常に寸分違わぬルートを飛んでいるわけではなく、その時の気流や風の状況に応じて速度や進む方向の微調整を繰り返しながら、最終的に目的地へ到着します。
目標達成も、まさにこれと同じ。
最初に計画を立てることはもちろん大切ですが、「初めから完璧な計画」など存在しないし、最初に立てた計画通りに進むなんてことも現実にはまず無いわけです。
やりながら修正する。
やりながら、状況に応じて必要な知識や情報を足していきながら修正を加えつつゴールへ向かう。
そうやって軌道修正を何度も繰り返しながら、ゴールに近づいていく。
このプロセスを経ることにより僕らはその目標を達成するに相応しい人間へと進化・成長していき、その結果目標は達成されるのです。
だから学校の勉強のように「必要な知識をちゃんと身につけてからスタートするぞ!」では、いつまでたっても始められないわけです。
大切なのは、方向性を定めてまずは走り出すこと。
そして、走りながら修正すること。
それこそが、目標を達成する唯一の方法なのです。
目標を達成できる人は、これを感覚的に理解しています。
だから壁にぶつかっても、いちいち立ち止まらないし、いちいち落ち込んだりもしない。
そもそも夢や目標とは、今の自分では手に入れられていないからこそ、わざわざ目標として掲げるわけですよね。
今の自分で簡単に達成できることではないからこそ目標なわけなので、途中で壁にぶつかるのは当たり前なのです。
もし壁にぶつかることも無くすんなりと達成できるような簡単なものなら、それは目標とは言えないし、それを達成したところで何ら自己成長も無いですよね。
つまり壁にぶつかるのは、あなたが「本当に価値ある挑戦」をしているという証拠であり、むしろ喜ぶべきこと。
目標とは僕らを成長させるために存在するものであり、壁にぶつかった時にこそ、そこから僕らの「本当の挑戦」が始まるのです。
ということで「目標を達成できる人の頭の中」というテーマで話をさせていただきました。
何だかちょっと説教臭い内容になってしまった感がありますが(笑)、ぜひご参考にしていただければと思います。
では
仁より
