#67『運のいい人の正体は“サイコロを何度も振る人”だった』 | Life Compass

#67『運のいい人の正体は“サイコロを何度も振る人”だった』

子供の頃の僕は、本当に運の悪い人間だった。

みんなと同じようにしているのに、なぜか僕だけ上手くいかない。
みんなと同じようにしているのに、なぜか僕だけが叱られる。

だから人一倍、慎重に行動してきた。
上手くいくと確信できなければ、絶対に行動に移さない。
一発で成功できなければ、もう二度としない。
痛い思い・悔しい思いをするぐらいなら、何もしない方がマシ。

しかし僕とは反対に、不思議と何をやってもうまくいく人もいる。
たいして努力もしていないように見えるのに、なぜかいいタイミングでチャンスが巡ってくるヤツがいる。
そんな「運のいい人たち」を、僕はいつも羨んでいた。

でもある時、気づいたのです。
僕の周りにいる「運のいい人」たちの正体に。

 

サイコロを何回振るか、の違い

ちょっと例え話をします。

あなたの目の前に、1から6までの数字が入ったサイコロがあります。
1分間の間にサイコロを振って「1」が出れば1万円がもらえる、そんなゲームがあるとします。

ここで実際にゲームが始まると、多くの人はサイコロを振る度に一喜一憂します。
「ちくしょう!また外れた!」
「何で1が出ないんだ!」
そうやって、1回、2回、3回…と振っては落胆する。
5回、10回振って諦める人もいるでしょう。

でもその横で、一部の「成功する人間」は何をしているか。
彼ら・彼女らは、手首が壊れるくらいの勢いで何度も何度もサイコロを振っている。
周りが5回、10回とサイコロを振っている間に、50回、100回とひたすら振りまくる。
そして当然ですが、何度も「1」を引き当てる。

すると、周りはこうつぶやきはじめる。
「また成功してる。あいつ、ホント運がいいな。」

でも実際は、運が良かったわけじゃない。
ただ圧倒的な行動量で、確率を味方につけただけ。

 

才能より、行動量

僕の周りにいる「運のいい人」のタイプって、実はこのパターンで成功している人が圧倒的に多い。

もちろん、成功するには実力も当然ですが必要です。
でもそれ以上に、そもそもの行動量を爆発的に増やすことによって、結果的にどこかのタイミングで成功を手にしている。

彼ら・彼女らは、1つの失敗でいちいち立ち止まらない。
圧倒的な行動量で、運を引き寄せている。
そう気づいた時、僕の中で何かが変わり始めました。

 

でも、慎重派には簡単じゃない

とは言え、僕のような慎重派にとって、失敗するのを覚悟で行動量を増やすのはそう簡単ではない。
勇気がいる。

「失敗したらどうしよう」
「傷つきたくない」
「恥をかきたくない」
そんな思いが、自らの足を引っ張る。

でも、以下の3つの視点を持つことで、僕は変わることができました。

 

行動量を爆発的に増やす3つの視点

1. 人生は全て「実験」である

そもそも人生には、成功も失敗もない。
全ての行動、全ての現象は、あくまで「実験」とその「結果」に過ぎない、そう捉えてみてください。

言わば科学の実験と同じです。
やってみて、自分の想定していた結果とズレていれば修正し、また試してみる。

そうやって実験データが増えれば増えるほど、理想の結果へと近づいていく。
「失敗」とは「実験データの収集」であり、失敗という名のデータが集まれば集まるほど、より成功へと近づいていく。

つまり失敗は、成功する上での前提条件であり、失敗すればするほど成功の確率が上がるということ。

 

2. 命は取られない

社会に出てから僕は、「あぁ、俺の人生、終わったな…」と思えるような、ガチで取り返しのつかない失敗を実は何度かやらかしてきました。

でも、それで会社をクビになることはありませんでした。
名誉を挽回する機会も与えられました。

仮にその失敗が会社を倒産させるレベルのものであるなら話は変わりますが、そうでなければたとえその時はつらくても、命までは取られない。
そして命さえあれば、いくらでも人生は挽回できる。

また時間が経てば、失敗というのは笑い話のネタにもなります。
実際、僕は過去の失敗ネタを部下や後輩に話して、彼らの背中を押してあげることもよくあったりする。
失敗は、いつか誰かの勇気になるのです。

 

3. 成功者ほど、多くの失敗を経験している

あなたは偉人や成功者の自伝を読んだことはありますか?
彼ら・彼女らは、ほぼ例外なく人生のどん底を経験しています。
また失敗の経験が、人一倍多かったりする。

また学生時代でも、天才と呼ばれるような頭のいい人間ほど、実は多くの時間を勉強に費やし、人一倍試行錯誤を繰り返している。

結果を出す人間ほど、失敗を恐れません。
多くの失敗=実験を繰り返し、圧倒的な量の実験データから、自分なりの成功法則を導き出しているのです。

 

今日から、サイコロを1回多く振ってみる

運のいい人の正体は、言わば「サイコロを何度も振る人」。
慎重派の僕たちは、確実に1を出そうとして、サイコロを握りしめたまま考え込んでしまいます。
でも、それでは永遠に1万円は手に入らない。

だから今日からサイコロをいつもより1回多く振ってみる、まずはそこから始めてみてください。
この世界で僕らが起こす行動・アクションは全て実験。
たとえ上手くいかなくとも、この日本で命を取られることは基本的にまず無い。
そして成功者も、あなたと同じ、いやそれ以上にたくさん失敗している。
そうあなた自身に言い聞かせながら、小さな一歩を踏み出してみてください。

その一歩が、あなたの「運」を確実に変えていきます。

 

頭の中で実験する

「そうは言っても、中には一発で成功するような才能のある人もいるよね。」
そんな声が聞こえてきそうですね。

確かに「実際に試す前に頭の中で正確にシミュレーションし、当然のように一発で成功させてしまう」、そんな天才もごく一部ですが存在します。
彼ら・彼女らは実際に試す前に頭の中だけで実験を行い、当たり前のように高確率で成功を収める。

では、その「頭の中で実験する力」は一体どこから来たのでしょうか?
それは、過去の大量の実体験から来ているのです。

例えば将棋の羽生善治さんは、盤面を見た瞬間に何十手先まで読めます。
でもそれは、子供の頃から何千局、何万局という実際の対局を経験してきたから。

つまり、天才も最初から全て頭の中だけで完結させてきたわけではない。
むしろ、人一倍多くの実験(失敗)を重ねてきたからこそ、頭の中でシミュレーションできるようになったのです。

だから、まずは失敗を恐れずに実験を重ねていく。
その一つひとつの経験が、将来の「頭の中で判断できる力」になっていきます。

ということで、今日からあなたもサイコロを1回多く振ってみてください。
その小さな一歩が、あなたの「運」を確実に変えていきます。

では。

仁より