#73『なぜあなたは、周りから軽く扱われるのか?』 | Life Compass

#73『なぜあなたは、周りから軽く扱われるのか?』

人それぞれ、キャラってありますよね。

周りから丁寧な扱いをされる人もいれば、雑な扱いをされる人もいる。
周りから怖がられる人もいれば、舐められる人もいる。
尊敬される人もいれば、見下される人もいる。

ところであなたは、会社の上司や同僚、友人、恋人、家族から、どのような扱われ方をされていますか?
あなたが望むような、理想的な扱いを受けることができていますか?

もしそうでないなら、もしかするとあなたが日常で演じているキャラが、あなたの理想とズレていることが原因かもしれない。

 

誰からも一目置かれる男

僕の知り合いに、誰からも一目置かれる40代の男がいる。

彼は特別イケメンというわけでもないし、声が大きいわけでもない。
むしろ物腰は柔らかく、話し方も穏やかな感じ。
でも不思議なことに、彼が話し始めると自然と周りが静かになり、みんな耳を傾ける。

会議でも、飲み会であっても、不思議と彼の意見には説得力があり、誰も軽く扱おうとしない。
若手もベテランも、彼には自然と敬語になる。
実は僕自身も、彼と話す時、無意識に背筋が伸びる感覚があったりする。

彼は、他の人と一体何が違うのか?
最初は、誰もが認める実績や実力を彼が持っているからだと思っていた。
でも観察していくうちに、それだけではないことに気づいた。

彼は、人の話を遮らない。
どんなに忙しくても、話しかけられたら手を止めて、相手の目を真っすぐ見る。
軽口を言われても、軽口で返さず、ちゃんと真面目に応える。
自分の失敗も隠さず話すが、決して言い訳はしない。
人一倍責任感が強く仕事も丁寧、そして自分の仕事に高い誇りを持っている。

つまり彼は「自分をどう見せるか」ではなく、「自分がどう在るか」を大切にしているように、僕には見えた。
そしてその「在り方」が、彼の雰囲気・空気感やオーラを作り、周りは自然とそれに相応しい扱いをし始める。

 

扱われ方は、自分が作り出している

一方、僕の別の知り合いで、いつも軽く扱われがちな同じ40代の男もいる。

彼は真面目で優秀ではあるが、どういうわけかいつもナメられている。
後輩からも普通にタメ口で話されたり、冗談のネタにされることも多い。
本人は「まぁいいか」と笑って流してはいるが、たまに不満そうな顔をしている時もあったりする。
きっと面白くないんだろうな、と思う。

では、彼の何が問題なのか?
彼を見ていると、彼は自分から軽いノリで話しかけるし、自虐ネタも多い。
「俺なんてさー」「どうせ俺は」という言葉をよく使う。
誰かに何か頼まれても「いいよいいよ」とすぐ簡単に引き受けてしまうし、何でも言うことを聞いてくれる。

つまり彼は、自分で「僕を軽く扱っていいですよ」というメッセージを発信してしまっている。
だから周りも、そのメッセージ通りに彼を扱う。

もちろん、彼の人柄が悪いわけではない。
ただ、彼自身が普段から演じているキャラが、彼の理想とズレてしまっている。
だからきっと、これからも彼は自分の望むような扱いをされることはないだろう。

 

真似することから始めてもいい

では、どうすればいいのか?
一番手っ取り早いのは、あなたが理想とする扱われ方をされている人を見つけて、その人を真似すること。

話し方や話すスピード、ファッション、立ち振る舞いや姿勢、歩き方、口癖、人と話す時の表情やリアクションの仕方…
最初は表面的な真似でもいい。

例えば先ほどの二人の男性の例で言えば、人と話す時は慌てず相手の目を見ながら落ち着いてゆっくりと話す。
周りから軽く扱われたくないなら、自虐ネタを減らしてみる。
真摯に扱われたいなら、冗談にも真面目に答えてみる。
…などなど。

こういう小さな変化から始めてもいい。

 

見た目以上に、「在り方」が重要

ただし、見た目や話し方を真似するだけでは限界がある。
なぜなら、人は表面的な部分以上に、その人の「在り方」を感じ取るからです。

先ほどの一目置かれる男性は、おそらく意識的に「演じて」いるわけではない。
彼は自分の信念や価値観に従って生きているだけで、それが自然と立ち振る舞いや表情・態度として現れ、そしてそれが彼独自の雰囲気やオーラを作り出している。
そして周りの人間は、その「在り方」を敏感に感じ取り、それに相応しい扱いをしようとする。

だから仮に表面的な真似から始めても、やがては自分の「在り方」そのものと向き合う必要がある。
・自分はどんな生き方をしたいのか
・どんな人間でありたいのか
・どんな価値観、信念を大切にしたいのか

これらの問いに向き合い、自分の軸を持つこと。
そしてその軸に沿って、日々の言葉や行動をきちんと決めていくこと。
それが、あなたの「在り方」を作り、周りからの扱われ方を変えていく。

 

あなたは、どう扱われたいですか?

もし今、あなたが周りから理想的な扱いを受けていないと感じるなら、それは誰かのせいではなく、あなた自身が発しているメッセージが理想とズレているだけかもしれません。

だから、まずは自分に問いかけてみてください。
「自分は、どう扱われたいのか?」
「どんな人間、どんな存在でありたいのか?」

答えが見えたら、その理想を体現している人を探して、観察してみる。
そして、できることから真似してみる。

最初は違和感があるかもしれません。
でもそれを続けていくうちに、次第にそれがあなたの「在り方」になっていく。
そしてあなたの変化に伴い、きっと周りも自然とあなたへの扱いを変えていかざるを得なくなる。

仁より